ボルダリングの元祖は...
- のらぼ爺
- 2020年10月19日
- 読了時間: 1分

拙者、甲賀流城壁登りの達人ケロッペでござる。
只今より、長年鍛えた技をお見せしようではないか。
投げ銭はいらん、ただでよいぞ。

まずは、城壁の突起物の点検と最良のコースを見分ける。
この所作を間違えると、死がまってるぞ。
コツは目を細め、遠くを見ることだ。

決定すれば、手足に満身の力を注ぎ、城壁の突起物にしがみつく。
0.5㍉先は闇だ。
ここが頑張りどこだ。

城壁の最後の引っかかりまでくればシメタもの。

あとちょい、両手がのれば足を引っかけるだけだ。
油断するな。

よーいしょとケツを浮かす。

そして腹ばいになり、敵がいないか辺りを慎重に見回すのだ。
なにやら臭ってくるな。
おートイレの窓か...。

いないと分かればはじめて大きく深呼吸をする。
どうだ、甲賀流城壁登りの技をみたか。
人間界では、ボルダリングとかいってオリンピックの種目にもなるらしいが、拙者のやり方はすれば、金メダル間違いなし。
森によく言っといてくれ。
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