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執筆者の写真のらぼ爺

ボルダリングの元祖は...


拙者、甲賀流城壁登りの達人ケロッペでござる。

只今より、長年鍛えた技をお見せしようではないか。

投げ銭はいらん、ただでよいぞ。







まずは、城壁の突起物の点検と最良のコースを見分ける。

この所作を間違えると、死がまってるぞ。

コツは目を細め、遠くを見ることだ。







決定すれば、手足に満身の力を注ぎ、城壁の突起物にしがみつく。

0.5㍉先は闇だ。

ここが頑張りどこだ。








城壁の最後の引っかかりまでくればシメタもの。










あとちょい、両手がのれば足を引っかけるだけだ。

油断するな。









よーいしょとケツを浮かす。











そして腹ばいになり、敵がいないか辺りを慎重に見回すのだ。

なにやら臭ってくるな。

おートイレの窓か...。








いないと分かればはじめて大きく深呼吸をする。

どうだ、甲賀流城壁登りの技をみたか。

人間界では、ボルダリングとかいってオリンピックの種目にもなるらしいが、拙者のやり方はすれば、金メダル間違いなし。

森によく言っといてくれ。


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