「ぼくはイエロー・ホワイトで・ちょっとブルー」
ブレンデイみかこ著
「リクエストが多いので期限内に必ず返却」のシールが張ってあるほどの話題の本。
父はアイルランド人(ダンプの運転手)・母は著者日本人(保育士)の間に生まれた息子が主人公。
息子くんは市のカトリックの公立小学校へ、中学校は自宅から近い学校を選んだ。そこはまじめな子が集まる学校ではなく、いじめも人種差別も喧嘩もある、英国社会のリアルを反映したような問題多しの中学校だ。本書はそんな学校に通い始めた息子くんの記録です。一度手にとってみてください。
さて、京都朝鮮学園の名誉を傷つけたとして、名誉毀損罪に問われた被告に対して大阪高裁は50万円の罰金を命じた。「ヘイトスピーチ解消法」の法律が出来たきっかけはヘイトスピーチ街宣で有名な櫻井誠氏の活動に起因する。彼が口汚く吠えるのは聴くに堪えないが、よくよく聞いていると彼の考え方にも一理はあるように思う。そのひとつに我が国の子ども七人に一人が貧困家庭で生活保護もままならぬのに、なぜ韓国人(彼は朝鮮人と言う)の留学生に入学金・授業料・寮費まで国が負担してまで優遇するのかと問いかけている。まずは日本人だろうと。菅内閣が誕生するが、公助としてどこまで公平な施策が打ち出せるか見守りたい。
Comments