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執筆者の写真のらぼ爺

空蝉 (うつせみ)

さだまさしの曲に さみし~い歌があります。

♪名も知らぬ駅の待合室で

僕の前には年老いた夫婦

足元に力なく寝そべった

仔犬だけを現世の道連れに...

小さな肩を寄せ合って

古新聞からおむすび

灰の中から埋火おこすように

頼りない互いのぬくもり抱いて

昔ずっと昔 熱い恋いがあって

守り通したふたり...。


♪いくつもの物語を過ごして  生きてき来た今日迄歩いてきた 

二人はやがて来るはずの汽車を 息を凝らしじっと待ち続けている

都会へ行った息子がもう 迎えに来るはずだから

けれど急行が駆け抜けたあと すまなそうに駅員はこう告げる

もう汽車は来ません とりあえず今日は来ません

今日の予定は終わりました...。


小生の義兄が、今年妻を亡くした。しみじみと「さみしいなー」ともらした。

かけがえのない時間を過ごしている、のらんぼ村シニア夫婦さまたちよ

互いをもう一度みつめ直しては...  


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